こんにちは、めぐ子です。
久々の投稿になってしまいましたが、しばらくの間身体も心もどうにも落ち着かず、パソコンに向かえない日々が続いてしまいました。
やっと少し持ち直してきたので、記事を書いてみます。
突然ですが、私はスマホの着信音が苦手です。
世の中にはいろんな恐怖症がありますが、着信音恐怖症なんてあるのでしょうか?
こんなの私だけかもとも思いますが、いつでも連絡できる便利さと引き換えに、いつでも現実に引き戻されるようになってしまった現代人。
きっと同じ思いをしている人もどこかにはいるはず。
今回は私が着信音恐怖症になった原因と、どうにか見つけた対策を紹介します。
アラフォー女子と着信音(携帯電話)の歴史
多分私ぐらいの世代の人にしてみれば、携帯電話をみんなが普通に持つようになったのは高校生もしくは卒業直後くらいではないかと思います。
それまではある程度お金持ちとか会社で所有してるくらいの物だったような。
ドラマにも携帯なんて出てきませんから、携帯があったらハッピーエンドだったなって思う当時のドラマ、たくさんありますよね。
つまり子どもの頃の電話は家にかかって来るものでした。
家にいなきゃ「留守かー」で済んだので、出先で誰かから連絡が来るなんてまずなかったのです。
それがいつの間にか若い子はみんな携帯を持つようになり、いつでも友達と繋がるための必要不可欠なツールになりました。
そんな頃は電話やメールが来るのは嬉しい物でした。
好きな音楽を着信音にしたりして、楽しくやってたなぁって思います。
そして時代は進み、今では誰もが持ってて当たり前になり、いつでもどこでも誰とでも連絡が取れるようになりました。
その反面、社会人になると仕事の電話が増えたせいか(むしろ友達はLINEで連絡が来る事の方が多いので、電話が鳴ったら十中八九仕事関係)、いつでもどこにいても誰からも捕まえられるものになっていったように思います。
着信音を恐怖に感じるようになった理由
着信音が恐怖だなんて、感じたことは昨年ぐらいまではありませんでした。
夜や休日に職場から呼び出されることもありましたが、ガッカリする程度で怖いとまでは思っていなかったです。
用事のある日は別の人に電話が回るので安心していましたし。
ところが、ここ数カ月で呼び出される回数が増加し、別の人に連絡が行っても結局私にも電話が回ってくるようになりました。
さらには職場内でも電話を持たされ、お客様と会話中だろうが、食事中だろうが、トイレ中だろうが電話がかかってくるようになりました。
何度昼食のカップラーメンをダメにしてしまった事か。
酷い時にはトイレ中に電話が来て、立ち上がったら自動で流れちゃうから便器に座ったまま通話した事も1度や2度ではありません…。
こんなことを繰り返している内に、いつも何かに縛られているような感覚で息苦しさを感じるようになってしまったのです。
なので、最近は電話が鳴ると本当に心臓が飛び出そうな程ビクッとしてしまいます。
夜間でも休日でも、電話が鳴ったらどうしようと思って休めてる感があまりないです。
とりあえず音が鳴らないようにしたいところですが、電話に気付きませんでしたなんて訳にはいきません。
いつ鳴るかわからない音にビクビクする24時間365日。
こうして、私は着信音恐怖症となっていきました。
着信音恐怖症対策①
まず会社で持たされている電話の対処法ですが、いろいろ試行錯誤しました。
胸ポケットに入れていると耳に近いからと思って、ズボンや上着のポケットに入れてみたのですが、動く事も多い仕事なので落としてしまいます。
こんなに嫌な物に対して壊れたから弁償しろなんて言われたくないのでこの案はダメ。
次に、せめて移動時以外はポケットから出して机に置こうと言う試み。
この結果置き忘れが多発しました(私が悪いんですけど)。
一度電話を別フロアに置き忘れて自分のデスクに戻ったら、すでに別の電話にネックストラップ付けて置かれていたことがありました。
「肌身離すな」と言う無言のメッセージに見えて怖かった…。
もう音小さくするしかないなと音量設定をいじった時、ステップトーンと言う機能を見つけたのです!
つまり最初は小さい音で鳴って、どんどん音が大きくなっていくと言う設定です。
着信音が鳴ること自体への恐怖からは逃れられませんが、鳴った時のダメージは少し軽くなりました。
着信音恐怖症対策②
よーし、じゃあ自分のスマホの方もステップトーンにすれば解決だ!
と思ったのですが、私の使っているAndroidのスマホにはそんな設定はありませんでした。
アプリを入れれば出来るようなのですがよくわからず…。
そこで、「静かに始まってどんどん大きい音になるような曲を着信音にすれば良いのでは?」と思いま付きました。
いろんな曲を探して、最終的にたどり着いたのが、クラシック。
全く詳しいジャンルではありませんが、フィギュアスケートが好きなので知ってる曲はそれなりにあります。
それらを次々試聴して、これだ!と言う曲を見つけました。
それは、ラヴェルの『ボレロ』です!
スネアの音で始まっていろんな楽器の音が入ってくる構成なので、あんまりビクッとなりません。
好きな選手の今年の使用曲でもあったので、テンションも上がります。
ちなみに、この曲を着信音に設定してからは「むしろ曲聴きたい」とすら思うのに、職場からの電話は一度も来ておりません。
なんだか守られている感じがします。
目覚ましにも応用できる
このクラシックの音楽は目覚ましの音に設定してもなかなか良い働きをしてくれます。
今までは確実に起きるために割と心臓に悪い音にしていましたが、せっかくなのでクラシックの曲を数曲ダウンロードして目覚まし音にしてみました。
ショパンの『ノクターン』でゆっくり目覚めるも良し、バッハの『チェロスイート』で窓に鳥さんが来そうな朝を演出するも良し。
私はだいたい上記2曲で目覚めて、数分後にショパンの『幻想即興曲』とかヴィヴァルディの『四季より冬』で緊張感を出して覚醒させる感じです。
機械的な音よりも心地良く目覚められておすすめです。
ちょっとしたことでも心地良さを積み重ねていったら、良い一日に繋がるような気がします。
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